2005年06月
2005年06月30日
2005年上半期
もう半年終わりかよ、ってことで10枚。説明なし。ジャケットなし。面倒だから。(超手抜き作業)
No.01 ストレイテナー " Title "
No.02 BIOMECHANICAL " The Empires of the World "
No.03 SYSTEM OF A DOWN " Mezmerize "
No.04 DEATHSPELL OMEGA " Kenose "
No.05 MAE " The Everglow "
No.06 LEAVES' EYES " Vinland Saga "
No.07 AVENGED SEVENFOLD " City of Evil "
No.08 サンボマスター " サンボマスターは君に語りかける "
No.09 SERPENT " Cradle of Insanity "
No.10 THE SOUNDS OF ANIMALS FIGHTING " The Tiger And The Duke "
正直、この順位作ってもピンと来ない。何かを忘れている気が
してならないわけで。(汗)
やはり聴いたものは簡単に感想書いていった方がいいようですな。
薄い感想にどんどんなりそうだわ。
って書いてて、ARMOR FOR SLEEP忘れたことに気付いたり。(大汗)
Best Tune
PARADISE LOST " Over The Madness "
Best Live Peformance
MASTODON (2/5 @ CLUB QUATTRO - EXTREME THE DOJO Vol.11)
No.01 ストレイテナー " Title "
No.02 BIOMECHANICAL " The Empires of the World "
No.03 SYSTEM OF A DOWN " Mezmerize "
No.04 DEATHSPELL OMEGA " Kenose "
No.05 MAE " The Everglow "
No.06 LEAVES' EYES " Vinland Saga "
No.07 AVENGED SEVENFOLD " City of Evil "
No.08 サンボマスター " サンボマスターは君に語りかける "
No.09 SERPENT " Cradle of Insanity "
No.10 THE SOUNDS OF ANIMALS FIGHTING " The Tiger And The Duke "
正直、この順位作ってもピンと来ない。何かを忘れている気が
してならないわけで。(汗)
やはり聴いたものは簡単に感想書いていった方がいいようですな。
薄い感想にどんどんなりそうだわ。
って書いてて、ARMOR FOR SLEEP忘れたことに気付いたり。(大汗)
Best Tune
PARADISE LOST " Over The Madness "
Best Live Peformance
MASTODON (2/5 @ CLUB QUATTRO - EXTREME THE DOJO Vol.11)
2005年06月29日
CALLISTO
Title : True Nature Unfolds (2005)
Rating : 81 / 100
オフィシャル
サンプル : オフィシャルにmp3あり
購入 : 輸入盤
昨年自国では発売されていたアルバムが、今回Earacheより世界的なデビューを果たしたフィンランドのポストハードコアバンドの1st。
土地柄が微妙だが異なるとはいえ、ドゥームな雰囲気がCULT OF LUNAを髣髴とさせる。へヴィにゆったりと流れるミドルからスローで熟れた展開をみせ、悲哀のあるエモーショナルで切ないメロディの味付けを加えて聴きやくなっていて、混沌としてはいないのがCULT OF LUNAとの違いかな。
アルバムとして完成度こそ高いが、もう少しこれ!って曲とインパクトが欲しい。ストリングスを入れてメロディを強調するのも上手いし、こういう音楽を聴く切っ掛けには良いと思える良質な作品なのは疑う余地は無いので次も期待したい。
Rating : 81 / 100
オフィシャル
サンプル : オフィシャルにmp3あり
購入 : 輸入盤
昨年自国では発売されていたアルバムが、今回Earacheより世界的なデビューを果たしたフィンランドのポストハードコアバンドの1st。
土地柄が微妙だが異なるとはいえ、ドゥームな雰囲気がCULT OF LUNAを髣髴とさせる。へヴィにゆったりと流れるミドルからスローで熟れた展開をみせ、悲哀のあるエモーショナルで切ないメロディの味付けを加えて聴きやくなっていて、混沌としてはいないのがCULT OF LUNAとの違いかな。
アルバムとして完成度こそ高いが、もう少しこれ!って曲とインパクトが欲しい。ストリングスを入れてメロディを強調するのも上手いし、こういう音楽を聴く切っ掛けには良いと思える良質な作品なのは疑う余地は無いので次も期待したい。
DEATHSPELL OMEGA
Title : Kenose (2005)
Rating : 91 / 100
オフィシャル
サンプル : -
購入 :amazon.co.jp
昨年、フランスのみならずブラックメタルシーンを席捲した名盤『Si monumentum requires, circumspice』の流れを汲む3部作の2部目になる今作は、3曲で36分の構成という非常に密度が濃いことこの上ない作品に仕上がっている。
ぎっちりとブラックメタルたる要素が詰め込まれた音から与えられた感触は、速さとゆっくりな起伏に富んだ作りは輪郭がしっかりしていることもあって、耳に馴染むような聴き易さがある。非常に邪悪で、物々しく、凶々しい恐怖をじっくり浸透させ植え付けるミステリアスな黒い幕に覆われた世界感を今作でも見事に描いている。
ちょっと急転直下する展開が多く、混沌としすぎている感じもしなくもないが、現存するブラックメタルバンドでは頭一つ抜けた感じがする。3部作最後となる次作が非常に、非常に楽しみで仕方ないです。
Rating : 91 / 100
サンプル : -
購入 :
昨年、フランスのみならずブラックメタルシーンを席捲した名盤『Si monumentum requires, circumspice』の流れを汲む3部作の2部目になる今作は、3曲で36分の構成という非常に密度が濃いことこの上ない作品に仕上がっている。
ぎっちりとブラックメタルたる要素が詰め込まれた音から与えられた感触は、速さとゆっくりな起伏に富んだ作りは輪郭がしっかりしていることもあって、耳に馴染むような聴き易さがある。非常に邪悪で、物々しく、凶々しい恐怖をじっくり浸透させ植え付けるミステリアスな黒い幕に覆われた世界感を今作でも見事に描いている。
ちょっと急転直下する展開が多く、混沌としすぎている感じもしなくもないが、現存するブラックメタルバンドでは頭一つ抜けた感じがする。3部作最後となる次作が非常に、非常に楽しみで仕方ないです。
2005年06月28日
AVENGED SEVENFOLD
Title : City of Evil (2005)
Rating : 89 / 100
オフィシャル
サンプル : オフィシャルにmp3が2曲
輸入盤
垢抜けたなぁ。前作『Waking the Fallen』の詰めの甘さと青臭さが愛おしいが、この迷いのなくなったスケールアップした音は前作から一皮剥け、今作は本来やりたかったことなんじゃないかなぁ、と思う反面、節操ないから面白いことあればどんどん曲は今後も変化していくんだろうなぁ、と思えて仕方がない自由度満点な今作『City of Evil』を引っ提げメタルシーンを引っ掻き廻しそうなアメリカはオレンジカウンティーのバンドの3作目。
1st『Sounding the Seventh Trumpet』時から他とは明らかに違う独自路線な音楽を展開していた彼らが、今作でも同じようで違うことをやってのけていて、全体的には哀愁を漂わせるクサいメロディが印象的なパワーメタルなわけだが、#1"Beast and the Harlot"〜キラーチューン#5"Trashed And Scattered"の流れはその中にRock'n'Rollなノリと怪しい雰囲気が混入されていて、実にアメリカンな空気を感じることもあって、一風変わっていて、バラエティに富んだ音楽を上手く一つの曲の中で融合させていると感心してしまった。
更にバラードの#6"Seize The Day"までと後半では同じバンドだけど別バンドのような感じがします。#7"Sidewinder"でラテンなパーカション、#8"The Wicked End"で壮大で幻想的な世界にシンフォニックなメロディと女性コーラスで色付けし、#9"Strength og the World"ではアコギ、フィドルが紡ぐメロディにオールドスクール的ともいえる勇ましいクワイアを入れるヨーロピアンな純メロディックパワーメタル路線とやりたい放題なのに笑った。ラストを締め括るに相応しい#11"M.I.A."の中盤のIRON MAIDENのようなギターソロが高揚感があって気持ち良い。
曲が若干長いかなぁと思えなくもないし、聴くに耐えないレベルってわけではないが、一般的に聴くとVocalの声が無駄に暑苦しく(クサメタラー的には全く問題なし!)、お世辞でもお上手とはいえないので、この辺を向上して頂ければ尚、宜しいかと思います。
もともと異端だった彼らが今作から、大手レーベルのワーナーと契約を結んだことによって、他に影響を及ぼすとこまで来たかも知れないと思わされる力作になってます。
Rating : 89 / 100
オフィシャル
サンプル : オフィシャルにmp3が2曲
輸入盤
垢抜けたなぁ。前作『Waking the Fallen』の詰めの甘さと青臭さが愛おしいが、この迷いのなくなったスケールアップした音は前作から一皮剥け、今作は本来やりたかったことなんじゃないかなぁ、と思う反面、節操ないから面白いことあればどんどん曲は今後も変化していくんだろうなぁ、と思えて仕方がない自由度満点な今作『City of Evil』を引っ提げメタルシーンを引っ掻き廻しそうなアメリカはオレンジカウンティーのバンドの3作目。
1st『Sounding the Seventh Trumpet』時から他とは明らかに違う独自路線な音楽を展開していた彼らが、今作でも同じようで違うことをやってのけていて、全体的には哀愁を漂わせるクサいメロディが印象的なパワーメタルなわけだが、#1"Beast and the Harlot"〜キラーチューン#5"Trashed And Scattered"の流れはその中にRock'n'Rollなノリと怪しい雰囲気が混入されていて、実にアメリカンな空気を感じることもあって、一風変わっていて、バラエティに富んだ音楽を上手く一つの曲の中で融合させていると感心してしまった。
更にバラードの#6"Seize The Day"までと後半では同じバンドだけど別バンドのような感じがします。#7"Sidewinder"でラテンなパーカション、#8"The Wicked End"で壮大で幻想的な世界にシンフォニックなメロディと女性コーラスで色付けし、#9"Strength og the World"ではアコギ、フィドルが紡ぐメロディにオールドスクール的ともいえる勇ましいクワイアを入れるヨーロピアンな純メロディックパワーメタル路線とやりたい放題なのに笑った。ラストを締め括るに相応しい#11"M.I.A."の中盤のIRON MAIDENのようなギターソロが高揚感があって気持ち良い。
曲が若干長いかなぁと思えなくもないし、聴くに耐えないレベルってわけではないが、一般的に聴くとVocalの声が無駄に暑苦しく(クサメタラー的には全く問題なし!)、お世辞でもお上手とはいえないので、この辺を向上して頂ければ尚、宜しいかと思います。
もともと異端だった彼らが今作から、大手レーベルのワーナーと契約を結んだことによって、他に影響を及ぼすとこまで来たかも知れないと思わされる力作になってます。
2005年06月20日
Musical Baton
海外の音楽好きブロガーから広まったMusical Baton。
検索などで引っ掛かる海外のブロガーのサイトで
たまたま見ることがあったんだけど、気付いたら
日本に入ってきてたのね。これは簡単な質問4つに答えて、
自分から次にバトンを渡す5人を選ぶ企画ですわ。
本来トラックバックの機能を使って、繋げていくBlogの
特性を活かす企画だと思うんだが、
どうも日本ではそこまでのものにはなっていないようですね。
まぁ流石に見てはいるけど、交流のないとこに
これやってっていうのは気が引けますもんね。
ってわけで御指名有難うございます。m(_ _)m
もしかして俺、コレ参加出来ないかも〜、とか思ってたんだよな。
だって友達少ないから。(爆弾発言)
で某所(本来はどこから指名されたか書くべきなんだろうけど、
ほぼ閉ざされた空間なんで誰でどこからというのは控えます)
から秘孔を突かれ、勝手にバトンを渡されたんで、
嫌々なんだけど、せっかくだから(やりたかった癖に)書いてしんぜよう。
▼Total volume of music on my computer(今パソコンに入っている音楽ファイルの容量):
40G位あるそうです。思ったより少ない。そんなことない?iRiverの40Gプレイヤーに殆ど入っているんで消せば良いんですけど、何故か消してません。今度整理しなければ。
The Last CD I bought(最後に買ったCD):
BLUETURNSWHITE / Burden of Being
CONDUCTING FROM THE GRAVE / Trials of the Forsaken
DAPHNE LOVES DERBY / Closing Down The Pattern Department
LIFE IN YOUR WAY / Ignite and Rebuild
NUMBER TWELVE LOOKS LIKE YOU / nuclear. sad. nuclear.
firefly / Demo Tape
のstmから買った5枚+テープ1本。
LIFE IN YOUR WAYが、思った程ではないかな、って以外は良かった。
特にfireflyのnaiadの影響直下な京都HC魂を感じさせる音は
激しくツボでした。こういうバンドがもっと出てきてほしい。
▼Song playing right now(今、聴いてる曲):
鬼束ちひろ『Sugar High』を通して。
で、今は#8「King of Solitude」。
Five songs I listen to a lot, or that mean a lot to me(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲):
TM NETWORK "Carol"
イキナリ、アルバムという反則。幼いながら音楽に嵌まって行くきっかけとなったコンセプトアルバム。どれが抜けても駄目だし、聴く時は出来る限り頭から最後まで通すわけで自分としては一曲なんですわ。強引でスミマセン。。
METALLICA "Battery"
洋楽へと、何よりHeavy Metalに引き連りこまれたのは、この曲が原因。未だに最も愛して止まない曲で、聴けば格好良さにただただ痺れる。これ以上の曲を探して彷徨うMetal道なわけですが、結構色々聴いているはずなんだけど見つけられません。
IN FLAMES "Stand Ablaze"
新宿の輸入盤屋「GOLD」をウロウロしていた昔、EP「Subterranean」のジャケを気に入って買ったらデスメタルでしたっていうのが、このバンドとの出会い。デス・ヴォイスにて頭痛に悩まされ、吐き気さえするというのに(苦笑)、メロディの美しさ、悲しさが身を襲う音楽性が大好きなもので、結局デス・ヴォイス克服を助けてくれたのが、この曲でした。…でもIN FLAMESでこれ以上に好きな曲はいっぱいあるんですが、思い入れの部分ではこの曲以上は今後も出てこないでしょうね。
鬼束ちひろ "Beautiful Fighter"
可能性を広げた個人的名盤3rd「Sugar High」からもう一歩踏み込んだ珍しいロックソングのこの曲を聴いた時、更に自分好みのアーティストになったことを確信したし、カップリング"嵐が丘"ともに名曲だったことで、4thアルバムがとても楽しみになったことを強く覚えている。方向性変わらず順調に2004年を迎えていたなら…どのアルバムよりもツボで、馬鹿みたいに押していただろうというのを信じて疑わない。残念っつうか無念っつうか…今はこのまま消えないで欲しいと願う。
Hi-STANDARD "Mosh Under The Rainbow"
既に伝説と呼ばれている千葉マリンスタジアムで行われた"AIRJAM2000"を〆た曲なわけですけど、知らない人たちが大きな輪を作って、グラウンドだけならず席に居た人達まで回っていた、微笑ましくも感動的な絵が未だに脳裏から離れることがありません。多分それだけなら、この曲以上にハイスタで好きな曲は山ほどあるわけで選出することないんですが、この曲を最後にファンの前から消え、活動停止をしたわけで、好き嫌いとかじゃなく、コレ聴くと楽しくもなるけど、寂しさも思い出す心中複雑な曲であり、ハイスタで一曲って考えた時、何よりもコレを思い出しました。今年の夏、気まぐれで復活してくれませんかねぇ。活動再開は来年なのかしらん。
Five people to whom I'm passing the baton(私からお誘いする5人):
質問は悩まないけど、これ凄く悩むのね。自分の周り、殆どコレ回ってるし。(苦笑)だからどうすりゃいいんだコレ?って感じで迷って仕方ないっす。しかも友達少ないし。(大汗)
だからここを読んでいる可能性がある人にバトンを渡します。
MOONMADNESSのJin
Reaching the HorizonsのChihaくん
The Everlasting Scarの中無さん
Metal SymphonyのSymphoさん
嫁はメタルのいずみっくす
って今日バトン置いてかれてるやーん。うえーん。
…旦那様代わりに書きませんか?(笑)
追記
やはりバトンを渡す人が困る。こんなん書いてくれる人の方が少ない気がしてしょうがない。(苦笑)挨拶に行かないと不味いのかなぁ。(^-^;
追記2
こんな長々書く必要はないですな。海外はシンプルだもん。理由なしで、答えのみの素っ気無いものが多かった気がしますし。日本人は物事に理由付けるの好きですからね。この辺の違いは地域の特性を見れて面白いなぁと思う。
検索などで引っ掛かる海外のブロガーのサイトで
たまたま見ることがあったんだけど、気付いたら
日本に入ってきてたのね。これは簡単な質問4つに答えて、
自分から次にバトンを渡す5人を選ぶ企画ですわ。
本来トラックバックの機能を使って、繋げていくBlogの
特性を活かす企画だと思うんだが、
どうも日本ではそこまでのものにはなっていないようですね。
まぁ流石に見てはいるけど、交流のないとこに
これやってっていうのは気が引けますもんね。
ってわけで御指名有難うございます。m(_ _)m
もしかして俺、コレ参加出来ないかも〜、とか思ってたんだよな。
だって友達少ないから。(爆弾発言)
で某所(本来はどこから指名されたか書くべきなんだろうけど、
ほぼ閉ざされた空間なんで誰でどこからというのは控えます)
から秘孔を突かれ、勝手にバトンを渡されたんで、
嫌々なんだけど、せっかくだから(やりたかった癖に)書いてしんぜよう。
▼Total volume of music on my computer(今パソコンに入っている音楽ファイルの容量):
40G位あるそうです。思ったより少ない。そんなことない?iRiverの40Gプレイヤーに殆ど入っているんで消せば良いんですけど、何故か消してません。今度整理しなければ。
The Last CD I bought(最後に買ったCD):
BLUETURNSWHITE / Burden of Being
CONDUCTING FROM THE GRAVE / Trials of the Forsaken
DAPHNE LOVES DERBY / Closing Down The Pattern Department
LIFE IN YOUR WAY / Ignite and Rebuild
NUMBER TWELVE LOOKS LIKE YOU / nuclear. sad. nuclear.
firefly / Demo Tape
のstmから買った5枚+テープ1本。
LIFE IN YOUR WAYが、思った程ではないかな、って以外は良かった。
特にfireflyのnaiadの影響直下な京都HC魂を感じさせる音は
激しくツボでした。こういうバンドがもっと出てきてほしい。
▼Song playing right now(今、聴いてる曲):
鬼束ちひろ『Sugar High』を通して。
で、今は#8「King of Solitude」。
Five songs I listen to a lot, or that mean a lot to me(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲):
TM NETWORK "Carol"
イキナリ、アルバムという反則。幼いながら音楽に嵌まって行くきっかけとなったコンセプトアルバム。どれが抜けても駄目だし、聴く時は出来る限り頭から最後まで通すわけで自分としては一曲なんですわ。強引でスミマセン。。
METALLICA "Battery"
洋楽へと、何よりHeavy Metalに引き連りこまれたのは、この曲が原因。未だに最も愛して止まない曲で、聴けば格好良さにただただ痺れる。これ以上の曲を探して彷徨うMetal道なわけですが、結構色々聴いているはずなんだけど見つけられません。
IN FLAMES "Stand Ablaze"
新宿の輸入盤屋「GOLD」をウロウロしていた昔、EP「Subterranean」のジャケを気に入って買ったらデスメタルでしたっていうのが、このバンドとの出会い。デス・ヴォイスにて頭痛に悩まされ、吐き気さえするというのに(苦笑)、メロディの美しさ、悲しさが身を襲う音楽性が大好きなもので、結局デス・ヴォイス克服を助けてくれたのが、この曲でした。…でもIN FLAMESでこれ以上に好きな曲はいっぱいあるんですが、思い入れの部分ではこの曲以上は今後も出てこないでしょうね。
鬼束ちひろ "Beautiful Fighter"
可能性を広げた個人的名盤3rd「Sugar High」からもう一歩踏み込んだ珍しいロックソングのこの曲を聴いた時、更に自分好みのアーティストになったことを確信したし、カップリング"嵐が丘"ともに名曲だったことで、4thアルバムがとても楽しみになったことを強く覚えている。方向性変わらず順調に2004年を迎えていたなら…どのアルバムよりもツボで、馬鹿みたいに押していただろうというのを信じて疑わない。残念っつうか無念っつうか…今はこのまま消えないで欲しいと願う。
Hi-STANDARD "Mosh Under The Rainbow"
既に伝説と呼ばれている千葉マリンスタジアムで行われた"AIRJAM2000"を〆た曲なわけですけど、知らない人たちが大きな輪を作って、グラウンドだけならず席に居た人達まで回っていた、微笑ましくも感動的な絵が未だに脳裏から離れることがありません。多分それだけなら、この曲以上にハイスタで好きな曲は山ほどあるわけで選出することないんですが、この曲を最後にファンの前から消え、活動停止をしたわけで、好き嫌いとかじゃなく、コレ聴くと楽しくもなるけど、寂しさも思い出す心中複雑な曲であり、ハイスタで一曲って考えた時、何よりもコレを思い出しました。今年の夏、気まぐれで復活してくれませんかねぇ。活動再開は来年なのかしらん。
Five people to whom I'm passing the baton(私からお誘いする5人):
質問は悩まないけど、これ凄く悩むのね。自分の周り、殆どコレ回ってるし。(苦笑)だからどうすりゃいいんだコレ?って感じで迷って仕方ないっす。しかも友達少ないし。(大汗)
だからここを読んでいる可能性がある人にバトンを渡します。
MOONMADNESSのJin
Reaching the HorizonsのChihaくん
The Everlasting Scarの中無さん
Metal SymphonyのSymphoさん
嫁はメタルのいずみっくす
って今日バトン置いてかれてるやーん。うえーん。
…旦那様代わりに書きませんか?(笑)
追記
やはりバトンを渡す人が困る。こんなん書いてくれる人の方が少ない気がしてしょうがない。(苦笑)挨拶に行かないと不味いのかなぁ。(^-^;
追記2
こんな長々書く必要はないですな。海外はシンプルだもん。理由なしで、答えのみの素っ気無いものが多かった気がしますし。日本人は物事に理由付けるの好きですからね。この辺の違いは地域の特性を見れて面白いなぁと思う。
2005年06月19日
ウタゲ終了!
出入りの激しいイベントになってしまって、どのくらい人がいたのか
全くわからない状況でしたが、前回よりプラスだったそうですし、
何より色んな都合により、通してイベントを見ることが出来なかった身として
初めて通して状況見て、聴いて、話していましたが、凄く楽しかったです。
来ていた方々にはただただ感謝ですが、やっている方として反省点も
見えてきたと思えるイベント内容でした。
年内中にもう一回予定しているんで、次回へしっかり活かせるよう
ちゃんと改善して行こうと思います。
今回のセット。
01.DRAGONLORD / Wolfhunt
02.ANOREXIA NERVOSA / Chatiment de la Rose
03.LILITU / Even the Vultures Have Moved On (A Tragic Love Story)
04.KILLSWITCH ENGAGE / Self Revolution
05.EVERY NEW DAY / Our Hearts Bleed
06.SERPENT / Cradle of Insanity
の20分。予想以上にブルータルなYAMA-ZKさんの後でしたが、1曲目に
DRAGONLORDの最速な曲持ってきて良かったな〜と安堵。ここは自分の
色をしっかり出せてて良かったと満足でした。でまぁ問題は2回目ですな。
01.THE HELLACOPTERS / Now!
02.BACKYARD BABIES / Look At You
03.THE HAUNTED / Dark Intentions
04.THE HAUNTED / Bury Your Dead
05.SOILWORK / The Chainheart Machine
06.DEFLESHED / Breakefailure
07.IMPIOUS / Internique
08.DARK TRANQUILLITY / Punish My Heaven
09.IN FLAMES / December Flower
この時間帯、コンセプトは最も好きな国・スウェーデン。
もっと踊る人が居ると仮定してセットを作ったもので、
かなりひよった曲を並べてしまったことを後悔しています。
後にそこに突っ込みが入ること入ること。(苦笑)
最もやりたくなかった一曲・DT「Punish My Heaven」は
この曲に来るまで、ホントに廻すか、ずーっと考えた結果
廻してしまったわけです。ダブル扇風機ヘドバンを見れましたし
かけて良かったかな、と思いましたけど
自分らしさを追求して同作品収録なら「Edenspring」、
DTのアルバムなら「Projector」から選ぶべきだったよなぁと思います。
ラストのIN FLAMESは"らしい"というお褒めの言葉を頂きましたが
最もIN FLAMESで好きな曲なので、周りが認知しないだけだよ!と
私は思っていたりします。(笑)
自分なりの今後の反省点が浮き彫りになったんで、これはこれで
良かったかなぁと今は思えてきました。
次はとしおさんに負けないよう自分なりのカラーで攻めます。
DJの皆さま、来て頂いた方々、お疲れ様でした。
次回も宜しくお願い致します。
全くわからない状況でしたが、前回よりプラスだったそうですし、
何より色んな都合により、通してイベントを見ることが出来なかった身として
初めて通して状況見て、聴いて、話していましたが、凄く楽しかったです。
来ていた方々にはただただ感謝ですが、やっている方として反省点も
見えてきたと思えるイベント内容でした。
年内中にもう一回予定しているんで、次回へしっかり活かせるよう
ちゃんと改善して行こうと思います。
今回のセット。
01.DRAGONLORD / Wolfhunt
02.ANOREXIA NERVOSA / Chatiment de la Rose
03.LILITU / Even the Vultures Have Moved On (A Tragic Love Story)
04.KILLSWITCH ENGAGE / Self Revolution
05.EVERY NEW DAY / Our Hearts Bleed
06.SERPENT / Cradle of Insanity
の20分。予想以上にブルータルなYAMA-ZKさんの後でしたが、1曲目に
DRAGONLORDの最速な曲持ってきて良かったな〜と安堵。ここは自分の
色をしっかり出せてて良かったと満足でした。でまぁ問題は2回目ですな。
01.THE HELLACOPTERS / Now!
02.BACKYARD BABIES / Look At You
03.THE HAUNTED / Dark Intentions
04.THE HAUNTED / Bury Your Dead
05.SOILWORK / The Chainheart Machine
06.DEFLESHED / Breakefailure
07.IMPIOUS / Internique
08.DARK TRANQUILLITY / Punish My Heaven
09.IN FLAMES / December Flower
この時間帯、コンセプトは最も好きな国・スウェーデン。
もっと踊る人が居ると仮定してセットを作ったもので、
かなりひよった曲を並べてしまったことを後悔しています。
後にそこに突っ込みが入ること入ること。(苦笑)
最もやりたくなかった一曲・DT「Punish My Heaven」は
この曲に来るまで、ホントに廻すか、ずーっと考えた結果
廻してしまったわけです。ダブル扇風機ヘドバンを見れましたし
かけて良かったかな、と思いましたけど
自分らしさを追求して同作品収録なら「Edenspring」、
DTのアルバムなら「Projector」から選ぶべきだったよなぁと思います。
ラストのIN FLAMESは"らしい"というお褒めの言葉を頂きましたが
最もIN FLAMESで好きな曲なので、周りが認知しないだけだよ!と
私は思っていたりします。(笑)
自分なりの今後の反省点が浮き彫りになったんで、これはこれで
良かったかなぁと今は思えてきました。
次はとしおさんに負けないよう自分なりのカラーで攻めます。
DJの皆さま、来て頂いた方々、お疲れ様でした。
次回も宜しくお願い致します。
2005年06月18日
コウテツノウタゲ Vol.2
とうとう明日です。
コウテツノウタゲ vol.2
DATE : 2005/06/18 (Sat.)
TIME : 21:30 〜 ALL NIGHT
PLACE : SHINJUKU ROCK-INN CURRENT
CHARGE : 2,000yen(with 2drink)
DJ:
YAMA-ZK @ HEAVYROCK JUNK-YZ
IDO
TSUTOMU @ The Fellowship
SADAO @ Everything's Ruined
TOSHIO @ MELODIC FRONTIER
Koh @ Castle of Pagan
JIN @ MOONMADNESS
Tacky
Special Guest
OFFICIAL SITE : http://www.geocities.jp/koutetsunoutage/
未だにセットが完全に固まらないわけですけど
今のとこ自分は、ある国出身のバンドのみのセット25分と
あれこれ混ぜたセットの20分の2回を予定してます。
メロデス、メロブラ、メタルコアって感じだと思います。
…っていうか、非常に自由度の高い45分間を自分がどう遊ぶか
一緒にDJをやる人たちにも教えてません。
わかるのは当日、被りそうな人に念のために「コレ掛ける?」
って聞く程度で打ち合わせってものはないんです。
だから当日自分の番までとてもスリリングだったりします。
まぁ飲み会の延長のイベントですから許されることかもしれませんけど。
まだ迷ってる方、是非是非遊びに来てください。
世間でいう「DJイベント」よりも居心地はいいと思います。
そんなわけで最後のお願いでした。
* + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * +
「コウテツノウタゲ」は踊るイベントというより、
"ロックバー"感覚として開催しています。
なので、人と話しを出来る音量に調節していますことを了承ください。
オフ会を公にしたイベントって感じなので、普段見ているサイトの方々と
実際に会って話しをしたりするのに、良い機会だと思います。
何はともあれ、楽しめる場を提供するよう心掛けておりますので
一人ででも来場いただければと思います。
勿論、踊るのも大いに歓迎です。エアギター、ビニールギター
にてフロアで暴れてください。
一緒に楽しいお酒&ジュースを飲めればと思います。
来場お待ちしております。
コウテツノウタゲ vol.2
DATE : 2005/06/18 (Sat.)
TIME : 21:30 〜 ALL NIGHT
PLACE : SHINJUKU ROCK-INN CURRENT
CHARGE : 2,000yen(with 2drink)
DJ:
YAMA-ZK @ HEAVYROCK JUNK-YZ
IDO
TSUTOMU @ The Fellowship
SADAO @ Everything's Ruined
TOSHIO @ MELODIC FRONTIER
Koh @ Castle of Pagan
JIN @ MOONMADNESS
Tacky
Special Guest
OFFICIAL SITE : http://www.geocities.jp/koutetsunoutage/
未だにセットが完全に固まらないわけですけど
今のとこ自分は、ある国出身のバンドのみのセット25分と
あれこれ混ぜたセットの20分の2回を予定してます。
メロデス、メロブラ、メタルコアって感じだと思います。
…っていうか、非常に自由度の高い45分間を自分がどう遊ぶか
一緒にDJをやる人たちにも教えてません。
わかるのは当日、被りそうな人に念のために「コレ掛ける?」
って聞く程度で打ち合わせってものはないんです。
だから当日自分の番までとてもスリリングだったりします。
まぁ飲み会の延長のイベントですから許されることかもしれませんけど。
まだ迷ってる方、是非是非遊びに来てください。
世間でいう「DJイベント」よりも居心地はいいと思います。
そんなわけで最後のお願いでした。
* + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * +
「コウテツノウタゲ」は踊るイベントというより、
"ロックバー"感覚として開催しています。
なので、人と話しを出来る音量に調節していますことを了承ください。
オフ会を公にしたイベントって感じなので、普段見ているサイトの方々と
実際に会って話しをしたりするのに、良い機会だと思います。
何はともあれ、楽しめる場を提供するよう心掛けておりますので
一人ででも来場いただければと思います。
勿論、踊るのも大いに歓迎です。エアギター、ビニールギター
にてフロアで暴れてください。
一緒に楽しいお酒&ジュースを飲めればと思います。
来場お待ちしております。
2005年06月10日
SENTENCED
Title : The Funeral Album (2005)
Rating : 80 / 100
オフィシャル
サンプル : mp3
購入 : 国内盤、輸入盤
ここ数年、フィンランドのゴシックメタルが定着し、人気を博しているが、あまりに多く似たようなバンドが目立ち始め、自分としては段々飽きて来ていたこともあり、このアルバムにて解散を宣言していたSENTENCEDに対する期待は日増しになくなっていった。そして聴いた時の初めの印象は「…またか」だった。
そんなわけで解散を宣言しているわけだから当然、前作から大きく変わったと言う印象はないし、特別目新しい事もない今作。ただ純粋に曲の良さが郡を抜いているのは聴き進めていくと明白なのと、流石と思えるところは要所要所に感じられるが、如何せん似通った曲が多いように感じられた。
ブルータルでデスメタルっぽいインストが集大成色を強く感じさせられる#5"Where Waters Fall Frozen"、静から動への展開に高揚させられる#6"Despair-Ridden Hearts"、躍動する勢いの良さにメランコリックなメロディが気持ち良い#7"Vengeance Is Mine"、アコースティックギター一本という状況がより寂しさを強くし、物悲しく鳴り響く音が心に染みるインスト#12"Karu"、ラストを飾るに相応しい重々しい雰囲気の#13"End of the Road"が気に入ってます。
アルバムタイトルを見たとき「SENTENCEDらしいな」と思った今作。コレまでのファンなら問題なく、嵌れる高品質な作品だと思う。
…日本には来ないのかなぁ。解散も悲しいけど、それも悲しい。日本来日公演を切に願う!
Rating : 80 / 100
オフィシャル
サンプル : mp3
購入 : 国内盤、輸入盤
ここ数年、フィンランドのゴシックメタルが定着し、人気を博しているが、あまりに多く似たようなバンドが目立ち始め、自分としては段々飽きて来ていたこともあり、このアルバムにて解散を宣言していたSENTENCEDに対する期待は日増しになくなっていった。そして聴いた時の初めの印象は「…またか」だった。
そんなわけで解散を宣言しているわけだから当然、前作から大きく変わったと言う印象はないし、特別目新しい事もない今作。ただ純粋に曲の良さが郡を抜いているのは聴き進めていくと明白なのと、流石と思えるところは要所要所に感じられるが、如何せん似通った曲が多いように感じられた。
ブルータルでデスメタルっぽいインストが集大成色を強く感じさせられる#5"Where Waters Fall Frozen"、静から動への展開に高揚させられる#6"Despair-Ridden Hearts"、躍動する勢いの良さにメランコリックなメロディが気持ち良い#7"Vengeance Is Mine"、アコースティックギター一本という状況がより寂しさを強くし、物悲しく鳴り響く音が心に染みるインスト#12"Karu"、ラストを飾るに相応しい重々しい雰囲気の#13"End of the Road"が気に入ってます。
アルバムタイトルを見たとき「SENTENCEDらしいな」と思った今作。コレまでのファンなら問題なく、嵌れる高品質な作品だと思う。
…日本には来ないのかなぁ。解散も悲しいけど、それも悲しい。日本来日公演を切に願う!
2005年06月01日
SERPENT
Title : Cradle of Insanity (2005)
Rating : 88 / 100
オフィシャル
サンプル : Cradle of Insanity
購入 : 日本盤
1年半前、デモ『Bloody Gates』の質の高さにて驚かされた神戸のメロディック・デスメタルバンドのデビュー作。SoundholicからのCD発売が決まったという知らせは、自分にとって楽しみというよりは好きな、そして期待していたバンドを失う事になってしまうかもしれない、という後ろ向きな事が先に過った。しかしイベントにてバンドとしての成長を目に耳に、そして身体に焼きつけることが出来たライヴは勝手に描いた不安を一掃してくれた。後ろ向きな考えの根本は昨年9月のリードギタリストであったAkiの脱退が引き金となっている。Keija(Dr)とAWAKE時代から長く一緒に活動を共にして、何をKeijaが欲しているかわかる彼の繊細で流麗なツボを刺激する哀メロ主体のソロが無くなり、誰かがギターソロを弾かなければならないし、創っていかなければならなくなり、それが自分に合うものになる可能性は低いというのを、これまで幾つものバンドのギタリスト脱退劇を経験しているんで、そうなってしまったわけだがそういう心配は必要なかったようだ。
ライヴにて頼もしく感じたのは何もHiroki(g)だけではなく、寧ろ成長が急務であったKen(Vo)の努力の甲斐あっての姿。落ち着いていて、良い意味でハードコアな強さを感じさせる格好良さを持っていて、フロントマンとして適任者にまでなっていた。勿論姿だけでなく、噛み付くように獰猛に喚き散らしたり、囁くような声で苦悩も感じさせる表情豊かな声をしっかり操ることが出来ていて「これならSERPENTのVocalに相応しい」と強く感じたのでした。
さてアルバムだが、初めに感じたのはお世辞にもプロダクションが良好とは言い難い点と、十分過ぎるほど補えているし若くしてこの手腕なんだから良いギタリストだなと思うんだが、やはり前任者Akiと比べてしまうがため、もう少し丁寧でもいいかな、って感じられるソロがある事か。この辺は次にて期待しておきたいところだが、結局のところ、それ以上に強烈な曲の印象が全てを打ち消してくれた。
アグレッシヴに烈火の如く疾走するリズムと儚くも繊細で美しい旋律、優美に空を舞うむせび泣くような悲哀を含んだギター、それらを上手く融合させた劇的な展開が印象に残る。ネオクラシカルなギターのフレージングとキーボードにしても確かにCHILDREN OF BODOMタイプといえるかもしれないが、メロディの質が異なり、哀愁タップリ、哀メロを最重要視した泣き捲くる音の感触は、初期のIN FLAMESや屍忌蛇(VOLCANO)の音作りに近く、この疾走感はXのようだと思い、純日本的なメタルバンドという方がしっくりする。
メロディのみならず練られた展開、タメのきかせた間の作り方と細部へのこだわりなど、聴く度に気持ち良く音に心酔できる。ただ速くて旋律美であれば良いってだけではないことを感じさせたポテンシャルは非凡な才能に溢れていると思う。
しかしこの作品はデモに収録されていた曲が多く、このバンドにとってまだまだ序章という感じ。真価を問われる次作がどんな風になるか今から楽しみで仕方ないし、まだバンドは発展を遂げてくれると信じているし、日本を代表して世界に認められるメタルバンドになる潜在性は持っていると思うので大いに期待したい。メタルコア勢が流れ込んできて、現在活性化しているようで、実は決定打不足な飽和状態という状態の打破に起因するかもしれない久々にメロディック・デスメタル界を再度活気づけてくれると感じさせる傑作。メロディックなメタルが好きな皆様には、是非聴いて、そして存在を知って頂きたい。「日本にSERPENTあり!」ということを。
Rating : 88 / 100
オフィシャル
サンプル : Cradle of Insanity
購入 : 日本盤
1年半前、デモ『Bloody Gates』の質の高さにて驚かされた神戸のメロディック・デスメタルバンドのデビュー作。SoundholicからのCD発売が決まったという知らせは、自分にとって楽しみというよりは好きな、そして期待していたバンドを失う事になってしまうかもしれない、という後ろ向きな事が先に過った。しかしイベントにてバンドとしての成長を目に耳に、そして身体に焼きつけることが出来たライヴは勝手に描いた不安を一掃してくれた。後ろ向きな考えの根本は昨年9月のリードギタリストであったAkiの脱退が引き金となっている。Keija(Dr)とAWAKE時代から長く一緒に活動を共にして、何をKeijaが欲しているかわかる彼の繊細で流麗なツボを刺激する哀メロ主体のソロが無くなり、誰かがギターソロを弾かなければならないし、創っていかなければならなくなり、それが自分に合うものになる可能性は低いというのを、これまで幾つものバンドのギタリスト脱退劇を経験しているんで、そうなってしまったわけだがそういう心配は必要なかったようだ。
ライヴにて頼もしく感じたのは何もHiroki(g)だけではなく、寧ろ成長が急務であったKen(Vo)の努力の甲斐あっての姿。落ち着いていて、良い意味でハードコアな強さを感じさせる格好良さを持っていて、フロントマンとして適任者にまでなっていた。勿論姿だけでなく、噛み付くように獰猛に喚き散らしたり、囁くような声で苦悩も感じさせる表情豊かな声をしっかり操ることが出来ていて「これならSERPENTのVocalに相応しい」と強く感じたのでした。
さてアルバムだが、初めに感じたのはお世辞にもプロダクションが良好とは言い難い点と、十分過ぎるほど補えているし若くしてこの手腕なんだから良いギタリストだなと思うんだが、やはり前任者Akiと比べてしまうがため、もう少し丁寧でもいいかな、って感じられるソロがある事か。この辺は次にて期待しておきたいところだが、結局のところ、それ以上に強烈な曲の印象が全てを打ち消してくれた。
アグレッシヴに烈火の如く疾走するリズムと儚くも繊細で美しい旋律、優美に空を舞うむせび泣くような悲哀を含んだギター、それらを上手く融合させた劇的な展開が印象に残る。ネオクラシカルなギターのフレージングとキーボードにしても確かにCHILDREN OF BODOMタイプといえるかもしれないが、メロディの質が異なり、哀愁タップリ、哀メロを最重要視した泣き捲くる音の感触は、初期のIN FLAMESや屍忌蛇(VOLCANO)の音作りに近く、この疾走感はXのようだと思い、純日本的なメタルバンドという方がしっくりする。
メロディのみならず練られた展開、タメのきかせた間の作り方と細部へのこだわりなど、聴く度に気持ち良く音に心酔できる。ただ速くて旋律美であれば良いってだけではないことを感じさせたポテンシャルは非凡な才能に溢れていると思う。
しかしこの作品はデモに収録されていた曲が多く、このバンドにとってまだまだ序章という感じ。真価を問われる次作がどんな風になるか今から楽しみで仕方ないし、まだバンドは発展を遂げてくれると信じているし、日本を代表して世界に認められるメタルバンドになる潜在性は持っていると思うので大いに期待したい。メタルコア勢が流れ込んできて、現在活性化しているようで、実は決定打不足な飽和状態という状態の打破に起因するかもしれない久々にメロディック・デスメタル界を再度活気づけてくれると感じさせる傑作。メロディックなメタルが好きな皆様には、是非聴いて、そして存在を知って頂きたい。「日本にSERPENTあり!」ということを。